素朴なベイエリアの日常。

相方とキジトラと2020年8月にNYから引越しました。

コロナ禍ニューヨークのその後

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タイトルも変更しましたが8月に西海岸のベイエリアに引越しをして気づいたら9月が終わっていました。もはや四半期更新です。。。笑。さてこれからはベイエリアに関することが増えるとは思いますがもう少しニューヨークの話題にお付き合いください。

コロナウイルスの感染そのものによる直接的な被害が落ち着いてくると、病理的被害以外の副次的な被害が大体的に報道されるようになってきました。もちろんアメリカ全土に悪影響を及ぼしてはいますが、特にニューヨーク市の被害が甚大なものそして特有の被害に関して、羅列してみようと思いました。

1. 90パーセントのレストランが前月の賃料を払えていないほど財政難に陥っている

下記の記事をそのまま訳しただけですが、自粛期間長期化により飲食店が財政難に陥っています。が、90パーセントとここまで壊滅的だとは思いませんでした。クオモ州知事も対策として9/30より25パーセント収容での室内飲食を認めていますが、そんな程度では商売にならないと"Bar lives matter"を掲げ収容人数を増やすよう抗議活動を行なっている団体もいるようです。

secretnyc.co

2. 市内全体の治安の悪化

これは数字に顕著に現れているものではないですが、街を歩けば殺伐としているのですぐにわかります。ニューヨークは安全な街だと思っていましたが、単純に警官の数が多いため統制がとれていただけということでしょうか。下記の記事にも書かれている通り自粛政策、抗議活動、そもそも感染などで任務可能な警察官が減った中で、凶悪犯罪の件数が増えているのです。例えば、高級住宅地と言われているアッパーウェストサイドで歩行者がバイクライダーに撃たれる事件も起きています。。通常であればこの地域でありえない事件だと思います。

www.wsj.com

3. ペットを捨てる(あるいは虐待する)人が増えている涙。

悲しきかないつも人間の犠牲になるのは動物です。以前ブログにも書きましたが動物好きが高じてアニマルシェルター(Animal Care Centers of NYC (ACC))でボランティアをしていました。

tenzanpateko.hatenablog.com

 下記の記事にあるようにNYCACCでもコロナ過渡期は市民から沢山の動物たちの一般家庭への一時預かり(fostering)のがあり幸いなことに一時的にシェルターが空っぽになりました。ここからは私個人の見解になりますが、、、建前はシェルターの動物を一時的に助けたということになってますが、本音はコロナ禍期間だけ動物に癒されたいという自分勝手な理由で一時的に引き取っています。なのでコロナ過渡期が収まると動物たちが一斉に施設に返却されてたちまち飽和状態になりました。そしてひどい場合だと心に傷を負って問題行動を起こすようになり、一般家庭に譲渡される道が閉ざされてしまうのです。。。

abc7ny.com

最初に添付した写真はいつぞやタイムズスクエアの日常の写真ですが、この写真と同じ日々が戻るのにあと何年かかるのかいつか再訪する日を楽しみに待とうと思います。